経理部に新たに配属された麻吹さんという女性は正義感が強く、森若さんも持て余すほどだが、総務部秘書課の有本さんからメールを誤送信してしまったので、内容を見ないで、すぐに消してくださいとの付箋が、山田太陽との前夜のデートで逃げ出したために、一晩中考えて眠れなくて大幅に遅刻した森若さんのＰＣに貼ってあった。そんな折に、有本さんが九州に存在するみかど旅館から半年前の案件の25万円の売り上げを現金で持ってきて入金した。半年も前の事案を今頃処理する事に麻吹さんは大変驚く。そして、社長の信頼が厚い有本さんの入金の時期のずれから色んな事が発見する。有本さんは特別な存在なので、「うさぎを追うのはやめましょう」という森若さんの忠告に麻吹さんは「人は自分に勝って変われる」と反論。彼女は7回も人間関係の悩みで会社を変わって、天天コーポ―レーションに入ってきた。ここから色々と有本さんと経理部の反目が露呈する。有本さんの今回の注文書の不備、納品書の控えの無いことなどを指摘され、経理部を中心に社内が混乱する。有本さんのメールを山田君が復元してくれ、有本さんが注文書をゴマかしていた事が判明。有本さんは意図的にＰＣを操作して、誤送信の振りをして森若さんに送っていた自作自演だった。有本さんには他にも2件同様な不正が見つかった。合計74万円の不正。つまり有本さんは森若さんの経理の腕前を逆手に利用して自分に有利な様に利用したと言える（敏腕経理の森若さんさえ何も物事を大事にしなければ一件落着と）。ところが、麻吹さんという森若さんにある意味通ずる経理が入ったことが、有本さんの誤算だった。彼女は今回は首にならなかったが、次回は必ず首の根を捕まえて見せるという趣旨の麻吹さんの言葉には真に迫るものがあった。そして、森若さんと徐々に恋人になりつつある山田太陽君とのデートは続く。