高校教師（ドラマ）第１話から最終回まで全話を見逃し動画無料フル視聴

1993年に放送され、タブーとされている社会問題に切り込んだ野島伸司の”問題作”。無垢な魂を持った少女・二宮繭の無償の愛の数々に、教師・羽村隆夫は自らの人生を狂わせていく。センセーショナルな内容が話題となり、続編として映画も公開されました。主演は真田広之と桜井幸子。主題歌は森田童子「ぼくたちの失敗」。

この記事では、ドラマ「高校教師」を【第１話から全話（最終回）まで】
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野島伸司自身もターニングポイントになったというこのドラマ、先生と生徒の禁断の愛、レイプ、近親相姦と放送当時はセンセーショナルで衝撃的な作品でした。
そこだけ切り取るとインパクトのある事件のごった煮かと思われるけど、少し人生に疲れた先生と、闇を抱えた女子高生を応援したくなるとても美しい作品でした。主人公の高校教師（真田広之）と女子高生（桜井幸子）、レイプ魔教師（京本正樹）と女子高生（持田真紀）、今では絶対見られない豪華な共演者とコンプライアンスが厳しくなった昨今では放送できないかもしれないドラマの内容、作品の雰囲気を彩っている森田童子の主題歌、
今見ても決して褪せることのない最高のドラマでした。

当時このドラマを見たときの衝撃は忘れられません。教師と女子高生の禁断の恋や同性愛など、タブーとされていることがテーマだったことや、その表現方法があまり直接的に見せない独特なものだったこともあり、他のドラマとは違う雰囲気のあるドラマでした。その雰囲気をさらに倍増させるのが主題歌となった森田童子さん「ぼくたちの失敗」です。この曲以外にも作品中に流れる森田童子さんの曲が、このドラマの世界をより深くしています。最終話に向かうまでの危ういまでの緊迫感のようなものがリアルタイムで見ていた頃を思い出します。最終回の終わりのシーンではっきりした結論が出ない所もこのドラマらしくいろいろ想像させるもので、らしいラストとなったのではないかと思います。

桜井幸子さんの魅力があふれるドラマです。女同士のキスや近親相姦など、ショッキングなシーンを体当たりで演じていましたが、桜井幸子さんの清らかで儚げな魅力で、美しく悲しいラブストーリーに仕上がっています。

“森田童子のオープニングテーマ曲。あの悲しげな、儚げなメロディと歌。それが禁断の恋をとても純粋なものにしていたように思います。当時学生だった私にはとても衝撃的な内容で、桜井幸子さんに感情移入しながら、毎週楽しみにしていたのを思い出します。ペンギンの話。エリーゼ。衝撃的なラストシーン。今思い出しても胸がぎゅっとくる。”

先生と生徒の恋というのは当時、衝撃だったのを覚えています。野島伸司脚本というだけあって、人間の恐ろしさや醜さなどが描かれていましたが、そんなドロドロした部分もどこか美しく表現されていました。また、その美しさから感じる恐ろしさや醜さは、より怖く感じました。最終回は解釈が視聴者に委ねられるような結末で、想像していなかった結末だけに、どうなったんだろうと疑問が残った反面、一番きれいな終わり方だったんじゃないかと納得もできるドラマでした。

ただの生徒と先生の恋愛ドラマかと思いきや、そこに近親相関というか親子間の性的虐待を放り込んでくる野島伸司はさすがですよね。また、演出も見事としか言い様がなく、性的虐待を匂わすシーンやキスシーン、ラストシーンなんかもとても素晴らしかった。

このドラマは古いほうも映画も新しいのも全て拝見しました。イケナイ恋だとわかっていたり障害があるって分かっていてもどうしてもその方を愛してしまったら仕方がない、まさに恋は盲目ってのが当てはまるドラマでしたしいずれにせよ”死”とゆうワードに向き合ってるドラマだったなと思います。世の中の男女で障害のない恋愛をしてる方って少ないと思うので、とっても身に染みるいい作品でした。