冴子は夫に刺激を与えるために送ったセクシーショットを間違えて同僚の坂口に送っていたことを知って慌てる。
坂口はセクハラかと聞いてきたが、冴子は坂口のスマホの画像を消して、記憶から削除してほしいと頼んだ。

7年前に行方不明になった夫の死亡が認められた友美は、保険金を手にして新しい人生を始めようとしていた。
謝恩会の料理を押し付けられた友美は、パートがあると断ろうとしたが、保険金が入ったことが噂になっていて、受け入れるしかなかった。

香織の診察を受けに来た貴志は、父の愛人への恨みで悩んでいた。香織は睡眠薬を処方し、様子を見ることにした。

いつものようにジムで働いていた樹理の前に、樹理パパの紹介で曽我部という真面目な男が訪ねてきた。
それを見ていた玲は変わった趣味だと笑った。

香織は診察の後、貴志を光一郎が設計した建物に連れて行った。香織は、「誰にでも人に触れられたくない秘密があるはずよ」と言って、愛人のことを詮索するのを止めるように諭した。

安岡から誘われた友美は、自分の体重が大変なことになっていることに気づいて３人にSOSを送った。
浮かれる友美に、冴子は保険金が下りた途端に近づいてくるなんて怪しいと言う。
冴子は婚約したと電撃発表した樹理に、愛のない結婚は後悔すると助言したが、愛を知らない樹理には理解できなかった。

香織は友美と二人で飲みながら話していたが、貴志に付きまとわれて困っていると相談した。香織は、貴志は光一郎に似ているのだと言う。

冴子は自分の留守中に義母が来ていたことに不満だった。
義母は、孫の顔が見たいと言って泣いたと言い、悟史はどちらかの体に問題があるのではと言われたと言う。

樹理は偶然帰り道に見かけた玲とバーで飲むことになった。食い入るようにドレスを見ていた玲は、ドレスのことで婚約者と喧嘩したのだと言う。
樹理は玲から、「あなた、本気で誰かを好きになったことある？」と聞かれる。
その言葉にハッとした樹理を、玲は可愛いと言う。

今は大事な仕事があると冴子は話したが、悟史はどうしても子供が欲しいのだと言う。

友美は安岡に食事をOKするメールを送った。安岡からはすぐに返事が来て、萌も預かってくれると言う。そのとき、また無言電話がかかってきた。

香織はランニングしていると、貴志の姿を見つける。貴志は今夜会ってほしいと言い、これで最後にすると香織に約束した。

自分の企画なのにプロジェクトリーダーに選ばれなかった冴子は、上司に抗議するが、男性社員を育てたいからと逆にお願いされてしまうのだった。
ショックを受けた冴子は、悟史に電話をして食事に誘うが、子供のことを話し合いたいと言われてしまう。

友美は安岡とのデートを楽しみにしていたが、突然のキャンセルでショックを受ける。もて余した友美は、熱を出したという娘のために消化の良い料理を作って持っていくことにした。
安岡はとても喜んで、何でも出てくるそのバスケットを魔法の箱ですねと言い、
「あなたは本当に偉い」と、友美を誉めた。
友美は今までの苦労を思い出して涙ぐんでしまった。
安岡はそんな友美にキスしようとしたが、友美はいざとなると怖くなって逃げ出してしまった。

香織は、貴志に連れられて別荘に向かっていた。貴志は香織を愛人だと疑う発言を繰り返し、香織は怒って車を降りてしまう。
香織を止めようとした貴志に、カードの筆跡と比べなさいと言って同じ文字を書いて渡し、「私じゃないわ」と凄みを効かせて言った。

冴子は悟史と話すのが嫌で、坂口とオフィスで仕事をしながら飲んでいた。
坂口は冴子を擁護する優しい発言をし、感激した冴子からキスされた。

貴志と香織は無言で帰路に着いたが、貴志は、急いで家に入ろうとした香織を呼び止めて、疑ったことを丁寧に謝罪し、「もういいから」と言う香織にキスをした。貴志は「高校の頃からずっと好きでした」と言う。
香織は「おやすみなさい」とだけ言って家に入ってしまった。